ハイエナ論 ①
ハイエナとは。
他人の獲物を横取りしたり、食べ残りの死肉を食らうのが、ハイエナです。
(出典:IPA「教育用画像素材集サイト」http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/)
ことパチスロにおいては、『ハイエナ』とは他人がおいしい状態で止めた台をすかさず奪取して、おいしいところ、期待値の高いところだけを打つ行為を言います。(略して『エナ』とも呼びます)
『ハイエナ』呼ばわりされるのは、ものすご~く嫌な感じではありますが、誰しも「生きる」ためには必死ですし、むしろ表面的な美学にこだわって死ぬより、なんとしてでも生き抜く方が私の美学ですので、まったく気にはならないです。
『ハイエナ』という行為が成り立つのはなぜでしょうか? ハイエナにもいくつか種類があります。
1.天井・ゾーンをハイエナする。
2.リーチ目をハイエナする。(ボーナス確定状態を拾う。)
3.高設定台をハイエナする。
かつて、ノーマルAタイプしか無い時代には、ハイエナといえば、上記2と3しか存在しませんでした。しかし、リーチ目も高設定台も捨てて止める人など滅多にいないですし、仮にハイエナに成功しても、高設定台は、長時間打たなければ結果が出ませんでした。ですので、現在ほどハイエナが重要ではなかったのです。(もっと昔はモーニング台のカニ歩きなど、結構有効なハイエナがあったんですが。)
さて、現在『ハイエナ』といえば、基本的に1.天井・ゾーンをハイエナすることを指します。天井とは、ある回転数まで回せばボーナスが必ずでる仕組みで、天井に近い台に座れば、初期投資を抑えられます。ゾーンとは、ボーナスの放出確率が高いゾーンで、他のゾーンと比べると相対的にボーナスの当選確率が格段にUPしますので、このゾーンを打っていればおのずと初期投資を抑えられます。
このように、天井や(高確率)ゾーンのみを狙って打つのがハイエナなのです。
期待値のカラクリ
さて、ハイエナとはいえ、長時間打てば、つまるところ期待値×プレイ数に収束した収支になります。ですので、ハイエナ中のプレイが期待値100%を超えていないと全く意味がありません。
ご存知のとおり、パチスロは設定が1~6まであり、設定1は期待値が100%を割り、設定6は期待値100%を大きく上回る仕組みになっています。
たとえば、大量獲得ST機である「主役は銭形」の場合、期待値は、
設定1 95.1%
設定2 97.6%
設定3 101%
設定4 105.8%
設定5 109.3%
設定6 115.3%
となっています。ですので、理論上は子役等をロスしないで完璧に打てば、設定3から勝てるわけです。
年配層に大人気のジャグラーシリーズのメーカ発表値はこんな感じです。
設定1 94.9%
設定2 98.5%
設定3 103.9%
設定4 103.9%
設定5 105.4%
設定6 107.2%
ちなみに、ちまたで人気の北斗の拳は、こんな感じです。
設定1 96.1%
設定2 99.4%
設定3 102.3%
設定4 105.9%
設定5 111%
設定6 119.7%
このようにパチスロにおける最も重要な要素「期待値」は、各台の設定によって決まっています。パチンコの場合は、アナログな釘調整次第でこの期待値がガラリと変わりますので、数字で正確に表現することは不可能です。ゆえに、スロは理論的な立ち回りが可能であって、比較的容易に「スロプロ」が食べていけるんです。(パチの場合は「釘を見る」職人技が必要です。)
では、期待値が100%を下回る台、すなわち設定1や2の台を長時間打つと確実に負けるのでしょうか?
答えは 「否」 です。
例え設定が1であっても、勝つことができるのです。もちろん1日2日の運勝ちではなく、長期間=確率が収束した状態において勝つことができるのです。現在、ちまたのホールにおいては、等価交換が主流です。そのため、設定状況も基本が設定1、島に設定5・6なんて1台か2台くらいしか置いていないでしょう。普通に適当に座ればほぼ設定1だと思っていた方が良いです。そのような状況下でも勝つことができるのが、ハイエナなのです。
それでは、なぜ、期待値が100%を下回る設定1でも勝つことができるのでしょうか?
それは、上記の期待値は、あくまで同一設定を半永久的にプレイした平均値であって、短期間における期待値は、大きく上下するからです。これが期待値のカラクリなのです。
ハイエナは、その期待値が100%を上回った部分のみを打つことで、例え仮に設定1であっても勝つことが可能なのです。